about 長文お題

長文お題の使用方法。
・選択式ですので、一つからの使用も可能です。
・一人称及び二人称の変更可能です。
・基本的に暗いです。


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長文お題

1-10/11-20/21-30/31-40/41-50/51-60
61-70/71-80/81-90/91-100/101-110

■1-10
おまえのためなら焼け死んだって構わない
おまえの総ては俺のモノ 吐息も鼓動も紅き血さえも
あいつが鈍感な男なのか男という生物が鈍感なのかはわたしの知るところでは無い
気づけば何処かで耳にした懐かしい曲を口ずさんでいた
少年は銃口を向けた 引き金を引いたのは誰か
この感情が熱による一過性のものだとしたならどんなにか楽だったろう
アナタが望むのならば総てアナタに捧げましょう
耐え難い苦痛が至上の快楽へと変貌したその時は
それは太陽のまぶしい夜の出来事
獣の定義が深い欲望なのであれば、わたしはとっくに獣と化している

■11-20
君がためと己を騙し欺き、結局は己がためにボクは笑う
キミは今日も笑顔で泣き叫ぶの
狂気だなんて言わずに純愛と認めて
純愛なんて所詮は友情止まりのママゴトなんでしょう
それはまるで乾くことを知らない頬の様に
キミをこの場に縫い付けてやろうか
ああキミはそうやってボクから離れてしまうんだね
上手に隠したつもりでも、月は二人を見ていたんだね
サヨナラもアリガトウも言えなかったボク達は
だってだって いつでも繋がってたいもの

■21-30
久しぶりだねと笑ったキミがとても遠く感じたんだ
雨空を睨みつけるキミの横顔がとても寂しくて。不意にポタリと涙がこぼれた
広い部屋、無彩色の空、キミがイナイ夏
わたしにとって夏はキミのための季節だった
キミの涙こそがボクの存在意義
君の悲しみは全て僕が掬いとってあげる
それは例えるなら流れ落ちる雨雫の様な
願うだけで救われるほどこの世の中は美しくない
僕だけの愛しいヒトよ永遠に
逃げ道は絶たれた。残されたのは破滅への道のみ

■31-40
いつか耳にした名もしらない異国の言葉
後はただ、時にまかせて堕つるだけ
美しくも歪んだこの愛すべき世界の中で僕らは出会った
僕の憧れ、それは火葬。炎に抱かれ君への思い出のみを抱いて
飄々として掴めぬ彼はその燭さえも明るみにしない
どうか、どうか。おねがいだから振り向かないで
君はその甘やかな笑みと言葉で僕の思考を溶かす
ぐるぐるめぐる連鎖の中で僕は君に恋に落ちた
太陽に近づきすぎた悪魔は、灰へと帰すしかないのだろうか
それは僕の息を奪い、切なさを誘う程に美しい君の涙

■41-50
君はどうしてこんなにもどうしようもない僕を見捨てずに居てくれるの
世界の命運がかけられたあまりにも小さなその肩
君はやっぱり嘘をついて、笑うんだ
わたしの中で輝き続ける君の声
胸に燻るこの灯火の名は
こっちへおいで 甘いお菓子をたべましょう
耳朶をなでる狂喜の言葉
君を失った世界はそれでも時を刻んでいく
あなたの命をくれるなら愛をひとつぶあげましょう
せせら笑う君が泣いているようで

■51-60
手を伸ばしたら、君は笑ってくれますか
どうしてよりにもよってあなただったの
あいしてる。それはなんて甘い魔法の言葉
わたしの青春には角砂糖ひとつ分の甘さも無い
否定したつもりでいたのに 喉の奥では望んでた
そんなことばかりキミとお揃いでなくてもいいのに
君の言葉を聞き取れなかったことが たったひとつの心残り
こんばんは、もう二度と会うことも無いマドモアゼル
愛されたいなんて思わない。ただ、おまえの一番奥に居たいだけ
あの日から止まったままの時計の針は今

■61-70
伸ばされたその腕がこんなにも
ああいますぐここできみと
天使の笑顔、悪魔の誘惑
ああ神様、いつまでもつでしょうか
壊れたおもちゃを大事に抱えるきみはまるで
あの日の約束は今でも有効ですか?
ああ、痛いねときみはわらう
どうしたらきみは僕を見てくれる?
愛してる、その一言がいえなくて
そんなまやかし通用しない

■71-80
ただきみへの想いだけはどうしても
月下に照らされた切っ先はきみと似ている
駆けて、駆けて、駆け抜けて。はやくきみにあいたい
こんなに叫んでいるのにきみはまた聞こえないフリですか?
そうだね、そういうことにしといてあげる
どうしようもない衝動 その喉笛に噛み付きたい
結論から言えばそれは恋だったのかもしれない
返事のない僕の問いかけ
きみの残していった波紋
欲しかったのは、そんな空疎な言葉じゃないのに

■81-90
今からでも遅くはないだなんて、そんなまやかし
もうすこしはやく、きみのやさしさに気づけていたら
焼きついてはなれないきみからの言葉
手遅れだなんてとっくに知っていたけれど
ああもう無理だ。だってこんなにすきなのだもの
すきすきだいすき。何回言えば信じてくれる?
疑り深いきみが見せた一瞬の微笑み
きみさえいれば明日なんていらない
きみがいてくれるからぼくは
嘘に彩られた世界の中で見つけた君は 哀しいほどに綺麗でした

■91-100
自然を際限まで突き詰めた不自然な化学
至極小さな喧噪はまるで寄せては引く漣のように
我望ムガ故ニ 修羅ノ道
まるで世界中の幸せをふたりだけのものにしたような
私以外を見つめる瞳なんて この爪で抉り出してしまいたい
そこから見える僕は 君の瞳にどううつっただろう
哀しいね。 僕を抱きしめて君は哂った
あなたに触れたこの指先から腐食していく私の心
心をくださいなんていわないから、最期の吐息をどうかわたしに
貴方がその笑顔をくれるなら死んだって構わない

■100-110
さよなら 愛してたよ。 なんて言えそうにないから
月光の庭 遠い喧騒 僕の亡骸
手放してなんかやらない 僕に囚われてしまえ
その笑顔がまるでいまにもひしゃげてしまいそうに見えたから
歪な世界で僕らは何度も愛を囁く
あいしてる。それはなんて甘くて辛辣な響き
なんかよくわかんないけど、とりあえず足元の空き缶を蹴飛ばしてみた。
どうしてこんなに苦しいのか考える暇があるなら、今はせめて君を抱きしめたい
精一杯の強がりをその優しさで挫く貴方は残酷だ
それは遠くない未来、貴方はきっとわたしを愛す